寝ている時に起こっていること(脳脊髄液)
みなさま、こんにちは(^^)
訪問診療・在宅診療 で 内科・認知症 の
大阪 天王寺の くれないクリニックです。
今日は睡眠のお話しです。
寝ている時(睡眠中)は私たちの身体はどんなことをしているのでしょうか??
夢をみたり、体を休めていたりといったことが思いつくと思います。
そのうえ、脳に起こっていることとして、睡眠中に記憶の整理がされたりするのですが、
本日のお話しは、脳の不要物処理に関して2013年にロチェスター大学からの報告です。
脳内不要物は、脳脊髄液が脳組織をめぐることで排出されるのですが、
そのスピードが睡眠中に増加するとのことです。
睡眠中では脳細胞が約60%縮んで、それにともない脳脊髄液が速く脳内を流れるようになります。
脳内不要物の排出は、睡眠中は起きている時の数倍にもなるとのことです。
さらにアミロイドβ(アルツハイマー型認知症の方では脳内で蓄積が起こっています)も睡眠中のほうがより
早く排出されるとのことです。
寝ている時は脳の不要物を減らしやすい
良好な睡眠は、脳脊髄液という観点でも認知症を遠ざける要素の一つですね
当クリニックでも、皆様がよりよい眠りにつけるるよう、お力になりたいです(^^)