院長ごあいさつ

くれないクリニック院長
根本貴祥(ねもとたかよし)

信州大学医学部卒業。心疾患予防教育など、代表的現代病のひとつである心血管疾患の予防に従事。大阪厚生年金病院、大阪警察病院(副医長)、ちびき病院を経て、2017年大阪天王寺区に「くれないクリニック」を開業する。現在、在宅医療における認知症の医療スペシャリストとして在宅医療の発展に日々邁進している。

患者様とご家族へ、安心の在宅医療を届けたい

高齢者やそのご家族の中には、「自宅で療養生活を送りたい。最期を迎えたい。」そう希望されるかたは多くいます。体が動かせず受診がままならない患者さん且つ老々介護のご家庭のために、自宅療養以外の選択しかないという場合もあります。
ご本人に病気の認識がないため病院への受診がかなわずご家族や周囲の方々が困られている状況もあります。

在宅療養となると医療機器も充実してないですし、医師や看護師が常駐しているわけではありませんから、病院と同じように対応できない場合もあります。

そのため万が一を考えたとき、患者さまには「心構え」が必要になりますしご家族も患者さまの万が一を考えて「心構え」を必要とするのが在宅医療です。

「心構え」と言われると、在宅医療を躊躇してしまう方もいるかもしれません。

医療の
しかし、それが現実だからこそ、「自分らしく生きるための在宅療養」を実現するには、知識の提供を含めて、患者様とご家族を全方位から支える「しくみ」が必要だと考えています。

在宅療養でよくある悪循環

当クリニックが在宅療養の行ってきたなかで中で切実に感じるのは、一つは、ご家族の精神的・肉体的負担へのケアが行き届いてない場合が多いことです。そのせいで患者さまとの療養生活にひずみが生じ、患者様に病状悪化が促進し、ご家族はさらに精神的・経済的な負担が増してしまうという悪循環に巻き込まれている現実です。

もう一つは、患者様に対する薬剤治療の最適化です。患者さまの病状と進行は日々変化します。病状の全体像を把握すると適正な内容へ最適化する必要がある場合が非常に多いです。高齢の患者様は、複数の病気のため複数の診療科かかっていることも多く、気がつけば1日に飲みきれないほどの薬剤になってしまうことも見受けられます。それによる弊害を見過ごしていると、やはり悪循環に陥っていきます。

チームでのケアと環境の最適化で
患者さまもご家族も安心な療養生活の支援へ

このような悪い流れを断ち切るために必要なことは大きく二つあると考え、実践しています。
一つは、患者様とご家族の視点に立ち、日常のささいな出来事を見逃さず、適切に対処することができるチームでのケア体制です。

もう一つは、複数の診療科による薬剤量の判断と、療養生活の要となるご家族の心身のケアです。
これらを実践し、患者様とご家族の双方が思いやりをもって療養生活を送っていけるよう最適化し、安心の医療支援を実践しています。

当クリニックには、認知症の患者様も数多くいらっしゃいます。
家族だけで、現体制だけで何とかしようと抱え込まずに、まずは困っていることを私たちに教えてください。